会話ことはじめ

会話はコミュニケーションの基本の一つです。私たちは毎日会話をします。商品について店員さんに聞くときのとても短い会話から、友人との一時間にわたる電話まで、さまざまです。しかし、小さい子どもたちと完璧な会話をするのはとても難しそうです。子どもたちは単語だけを言うときもありますし、ぎこちない文を作ることもあります。でも実は、子どもと会話をするときの良い方法があります。それは、‘recast(英語で「作り直す」という意味)’です。recastとは、子どもの言った内容について掘り下げることです。もし子どもが「いぬ」と言ったら、recastをするとこうなります:「本当だ、犬だね」「そうだね!犬ってどんな風に鳴くんだっけ?」

recastは、シンプルにすることも複雑にすることもできます。シンプルなものの場合は、子どもが言ったことについてほんの少しだけふくらませます。子どもが言った単語を使って文を作っても良いし(例:「本当だ、犬だね」)、情報を付け足しても良いでしょう(例:「すごく大きい犬だね!」)。もしくは、複雑なrecastを使って、子どもに会話を続けるよう促すこともできます。たとえば子どもに質問をすることなどがあります(例:「おばあちゃんちの犬に似てるね!どう思う?」)。会話に短いものと長いものがあるように、recastもシンプルなものと複雑なものを作ることができるのです。

recastをすることで、子どもに会話をするよう促すことができ、言葉でのコミュニケーションにおける力強い基盤を身につけることができます。さらに、子どもは多くの新しい単語と文法に触れることができるのです。

科学的な参考資料:

Baker, N. D., & Nelson, K. E. (1984). Recasting and related conversational techniques for triggering syntactic advances by young children. First Language, 5(13), 3-21.

Saxton, M. (2005). ‘Recast’ in a new light: insights for practice from typical language studies. Child Language Teaching and Therapy, 21(1), 23-38.

Nicholas, H., Lightbown, P. M., & Spada, N. (2001). Recasts as feedback to language learners. Language learning, 51(4), 719-758.



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